保護犬・保護猫
保護犬・保護猫 素敵な出会いみーつけた!保護犬・保護猫 素敵な出会いみーつけた!

保護犬・保護猫とは?保護犬・保護猫とは?

みなさんは「保護犬」や「保護猫」を
知っていますか?
理由があって保護され、動物愛護センターやボランティアのもとで
新しい家族を待っている犬や猫のことです。

保護犬や保護猫になる理由保護犬や保護猫になる理由

のら猫に生み捨てられた子猫のら猫に生み捨てられた子猫
迷子になった犬猫迷子になった犬猫
迷子になった犬猫迷子になった犬猫
やむを得ない理由で飼主と離れ離れになった犬猫やむを得ない理由で飼主と離れ離れになった犬猫
飼主の病気や死亡飼主の病気や死亡
たくさん増えすぎてしまった犬猫たくさん増えすぎてしまった犬猫

みんな理由があって保護されているけれど、幸せな暮らしを願って新しい家族を待っています。
保護犬、保護猫を家族として迎えるときは、飼う前にしっかり準備をして最期まで責任をもって飼うことが大切です。

こんんなこともやっています!動物愛護センターこんんなこともやっています!動物愛護(どうぶつあいご)センター

動物愛護センターは、
譲渡会や動物愛護教室の開催など、
動物たちが幸せに暮らせるようにするためのたくさんの大切な仕事をしています。

犬猫の収容・保護

飼主がどうしても飼えなくなってしまった犬猫の引取り、迷子犬や、けがや病気で弱ってしまった犬猫の保護をしています。

犬猫のしつけ方相談

犬や猫が人と一緒に
暮らしていくために必要な
しつけ方を伝えています。

譲渡会の開催

保護した犬猫の世話、
トレーニングや病気の治療を行い、
新しい家族へとつなげています。

動物愛護の普及啓発

動物を大切にする
気持ちを育むため、
さまざまな教室を開いています。

名古屋市での保護犬・保護猫の現状

動物愛護センターに入ってきた犬猫動物愛護センターに入ってきた犬猫
【犬】収容理由別の推移【犬】収容理由別の推移
【猫】収容理由別の推移【猫】収容理由別の推移

犬も猫も動物愛護センターへの収容頭数は年々減ってきています。

動物愛護センターから出ていった犬猫動物愛護センターから出ていった犬猫

■令和5年度

頭数
譲 渡30頭
返 還24頭
殺処分0頭
収容中死亡1頭
合 計55頭
頭数
譲 渡709頭
返 還4頭
殺処分20頭
収容中死亡132頭
合 計865頭
  • 犬は平成28年度に殺処分ゼロを達成し、以降もゼロを継続しています。
  • 猫は収容頭数が800頭以上と多く、令和5年度の殺処分頭数は20頭でした。
    これらの猫たちは、死亡率の高い感染症にかかっていたり、ひどいケガや重度の病気のために自分で食べることや排泄ができないなど最低限の生活ができない状態であることが理由で、「動物福祉の観点からの安楽死」を選択せざるを得ず、やむなく殺処分となりました。
動物愛護センターからの犬の譲渡形態の推移動物愛護センターからの犬の譲渡形態の推移
動物愛護センターからの猫の譲渡形態の推移動物愛護センターからの猫の譲渡形態の推移

動物愛護センターでは、
ボランティアと協力しながら
一般の方への保護犬・保護猫の
譲渡を行っています。

成猫・子猫の譲渡内訳と推移成猫・子猫の譲渡内訳と推移

譲渡される猫は、
成猫の割合が増えてきています。
成猫は子猫よりも譲渡までに
時間がかかります。
動物愛護センターでは、
新しい飼主さんへの
譲渡につなげるため、
必要な治療や馴化じゅんか
(人や環境にらすトレーニング)などに力を入れて取り組んでいます。

保護犬・保護猫のすてきなところ保護犬・保護猫のすてきなところ

保護犬や保護猫には
たくさんの魅力があります!

家族や先住犬猫との相性チェックができます
保護犬や保護猫にはたくさんの魅力があります!保護犬や保護猫にはたくさんの魅力があります!
  • 正式に飼う前にトライアル(お試し飼い)ができ、家族や先住犬猫との相性チェックができます。
  • おとなの犬猫は、子犬や子猫より落ち着いており、健康状態・性格や好みがわかっていることが多く、ワクチン・駆虫・避妊去勢手術などもされているケースがあります。
  • おとなの犬では、あらかじめ留守番やしつけのトレーニングがされている場合もあります。
アドバイスが受けられます
譲渡を受けた後にも相談できる譲渡を受けた後にも相談できる
  • しつけの仕方や接し方など、仲良くなるための方法を教えてもらえます。
  • 特におとなの犬猫では、それぞれの健康状態や性格に合わせたアドバイスが受けられます。
保護犬や保護猫にはたくさんの魅力があります!
命の大切さを学べる命の大切さを学べる
  • 保護犬・保護猫を飼うことは命のバトンを受け継ぐということ。
    命の大切さを考える良い機会になります。

すてきな出会いをみつけたわんちゃん・ねこちゃんすてきな出会いをみつけたわんちゃん・ねこちゃん

元保護犬

髙倉さん家族とPICO

すてきな飼主さんと巡り合い
犬生をとことん謳歌する『PICO』
元気なPICOとの運命的な出会い

PICO(ピコ)の新たな飼主となった髙倉さんは、5年ほど前から名古屋市の動物愛護団体「NPO法人ファミーユ」でお手伝いをされています。長く一緒に暮らしてきた愛犬を亡くされたのがきっかけでした。「しばらくは次の子を迎え入れる気持ちになれない。でも、犬とは触れ合いたい」。そんな想いからお手伝いを始められました。ファミーユでの活動を通じて「次のワンちゃんを迎えるのであれば、ぜひ保護犬を」と考えていたそうですが、なかなか良い出会いに恵まれませんでした。そんな時、ファミーユにやってきたのがPICOでした。「まさに運命を感じたのがこの子でしたね」と当時の心境を振り返ります。

元保護犬 PICO
元保護犬 PICO

PICOは元々、迷子犬として名古屋市動物愛護センターに収容されました。飼主が探しに来るのを待ちましたが、現れませんでした。収容時の検査で肝臓に腫瘍を抱えていることが分かり、外部の病院の協力を得て、長時間にわたる腫瘍切除手術を受けることに。その後は順調な回復を見せ、ファミーユに譲渡された後、髙倉さんとの出会いが生まれたのです。
主に高齢犬を預かる活動を行っているファミーユでは、犬たちが激しく動き回ることはありません。そんな中、とりわけ元気だったのがPICOでした。「完全に浮いていたのがPICOだったんですよ」と笑顔を見せる髙倉さん。「保護犬の里親になるのであれば、一緒に行動できる活動的な子がいいな」と考えていた矢先で、第一印象からピンと来たのがPICOでした。その後、新型コロナの感染拡大の影響で、施設の犬をスタッフが自宅で預かることになり、髙倉さんはPICOを連れて帰りました。すると、髙倉さんがコロナに感染。PICOと一緒にしばらく自宅療養することになったのです。「これはもう運命共同体かもしれない」そう感じて、正式にPICOを譲り受けることにしました 。

犬たちの頑張りを見守ることも大切

「保護犬はどんな過去を過ごしてきたのか分かりません。そのため、接し方には気を付けるようにしています」と髙倉さん。その一方で、「大人のワンちゃんですから、性格も出来上がっているし、体格も把握できるところはいい点ですね」と話します。
これから保護犬を迎え入れようと考えている方に向けては、これまでの経験から「あまり過保護になりすぎないことも大事です」と話す髙倉さん。
「保護犬は何かしらのハンデや苦手なことを抱えています。だからといって過保護にするのではなく、むしろその子の伸び代だと考えて一緒にできることを増やしていくのがいいと思いますね。犬ができなかったことを克服しようとする姿や、それができるようになった時の感動は、手がかからない子に比べて格段に 大きいですし、保護犬を飼う喜びだと思います」。

元保護猫

関さん家族といずも

ご家族のみなさんが溺愛
2本足で元気に暮らす『いずも』
寄附があったからこそ救えた命

外猫の寿命は3〜5年と言われます。病気や事故で命を落とすことが多く、その原因の一つが「車のエンジンに巻き込まれる」というものです。停車中の車の下は暖かいため、エンジンルームなどに潜り込んだ子猫が負傷する事故が頻繁に起きています。今回紹介するいずもも、まさに車のエンジンに巻き込まれて右手と右足を負傷し、2本足となった負傷猫でした。名古屋市動物愛護センターに収容された時は、正直、これまでなら到底助けられないようなひどい状態でした。それでもさまざまな幸運が重なり、センターを応援してくださる皆さまからのご寄附のおかげで助けることができたのです。
収容時のいずもは、右手と右足に大けがを負っている状態でしたが、驚くことに痛みを感じている様子はほとんどなく、その日の夜にはおやつを食べてくれました。

元保護猫 いずも
元保護猫 いずも

小さいながらとても生命力が強く、日に日に元気になり、すぐにごはんも食べられるようになりました。ただ、検査の結果、右手と右足を切断しなければならないと判明した時には、センターの職員たちも頭を悩ませました。生活が成り立つのだろうか?譲渡できたとして飼主さんにかかる負担はどれくらいだろうか?それでも猫という動物の体幹バランスの可能性に賭けてみようと手術を決断。懸命に治療に励んだいずもは、2か月の入院期間を経て、2021年のクリスマスイブに退院しました。センターに戻ってきた当初は、ほとんど歩けませんでしたが、その後はたくましく成長し、左手と左足の2本でバランスを取りながら歩くようになり、段差も上り下りができるまでになったのです。

今では関さんご家族のアイドルに

そんないずもの譲渡先が決まったのは、2022年6月のこと。新たな家族として迎え入れてくださった関さんは、トライアル段階では「足が不自由なため、いずもが快適に過ごせるかどうか不安を抱いていました」と話します。家に来たばかりのいずもは、すぐにどこかに隠れ、ごはんも全く食べようとしませんでした。ただ、数日後には、先住犬のトイプードルとも仲良くなり、2頭で並んでごはんを食べるようになりました。ご家族の皆さんともあっという間に仲良くなり、普通の猫のようによく寝て、よくじゃれて、遊ぶ生活をしているとのこと。 2本足での生活に大きな心配もなく、今ではすっかり新たな暮らしに馴染んでいます。

元保護猫 いずも

「家に来た時からずっとアイドルですね」と話す関さんご夫婦。お子さん4人で取り合いになることもしばしばだそうで、「本当にかわいい。今では完全に家族の一員です。まるで末っ子ができたような気持ちになりますね」と笑顔を浮かべます。「移行がスムーズになるように慣れ親しんだトイレや布団を譲っていただけたのも助かりました。しっかりサポートしてくださったセンターの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです」と話す関さん。「きちんとしつけをしてくださっていたのでとても楽でした。私たちのように、はじめて猫を飼おうと考えている方たちにも、保護猫の譲渡にもっと興味を持っていただけるとうれしいですね」。

\ ぜひ ご覧ください /

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名古屋市では、
保護犬・保護猫の譲渡会を
動物愛護センターや
名古屋市獣医師会館などの会場で、
定期的に開催しています。

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